小さなわくわくを抱えて
今日は、ずっと気になっていた靴のフィッティングサロンへ行ってきた。

この看板の前で、少しニヤける。
雑誌やSNSでその靴を見つけたのは、もう半年くらい前。
最初はただ「素敵だなぁ」って眺めているだけだったけど、
時間が経つうちに、いつか自分の足で履いてみたいなって思うようになった。
近くでフィッティングサロンが開かれると知ってから、
すぐに予約を入れて、その日をカレンダーに書き込んだ。
その予定を見るたびについニヤニヤ。
それだけで何日も前から気持ちが明るくなる。
白いサロンで心が澄んでいく
当日はちょっと早めに着いてしまったんだけど、開始時間より少し前から開けてくれて、
すぐに案内してもらえた。

並んだ靴を見ているだけで、ワクワク。
サロンに入ると、白い壁と窓からの光がやわらかく広がっていて、
並んだ靴たちはまるで小さなアートみたい。
その場にいるだけで、めちゃめちゃワクワクした。
うわぁ・・・本物がいっぱいある!!!と胸いっぱい。
まだ試し履きもしていないのに、「ここに来てよかったな」って思えた。
どんな自分で履きたいかを想像する
いくつか履かせてもらって、鏡に映る自分の足元を何度も何度も見た。

今日は私を楽しませるためだけの時間。
ちょっと背筋を伸ばしたり、パンツの裾をくるっと巻いてみたり。
靴で、こんなにも気分が変わるんだなぁって。
それにこの靴、見た目が素敵なだけじゃなくてビブラムソールで滑りにくくて丈夫。
撥水加工までされていて、急な雨でも安心できる。
「好き」と「安心」がちゃんと一緒になってるのが、ますますうれしい。
そして何よりも、フィッティングしてもらえたのが本当に良かった。
普段どんな服装が多いのか、どんなシーンで履きたいのか、
それに足の悩みまでいろんなことを話した。
それをちゃんと聞いてくれて、「それならこっちが素敵ですね」って、
私のライフスタイルや体に合わせて丁寧に寄り添ってくれる。
その一言一言が、本当に幸せな時間。
私を楽しませる時間を、もっと
今日は、まだ決めきれなくて持ち帰りにした。
帰ってから、写真を見ながら選ぶのも、また楽しい。

この中からひとり選ぶなんて、そんなん無理やん…。
買うことそのもの以上に
自分のために時間をつくって
わざわざ心をときめかせに行く。
それが今日いちばんの贅沢だったんだろうなって思う。
また明日からの日常の中で
こうやって、自分を楽しませる時間があると
なんてことない日常が、またちょっとやわらかく見える気がする。
昨日までと同じ景色なのに、少し機嫌のいい自分でいられるだけで
見えるもの、感じるものが、ちょっと違ってくる。
これからもきっと、いろんなことがあって、自分に余裕が持てない日もあると思う。
でもそういうときこそ!
小さな贅沢をちょっとずつ差し込んで、
私を楽しませてあげたい。
そうやって少しずつ、また私の日常をやわらかくしていけたらいいな。
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